私とシステム32家具工法との出会いは、1970年にドイツ家具金物のドイツ語版のカタログに掲載されていたほんの数ページのシステム32に関する図解が目に止まったことより始まりました。当時はドイツ家具金物の普及と販売に従事しておりました関係上その内容は研究に値するものであり、以後32年間一貫してシステム32家具工法を研究し、そのメリットを業界に紹介して参りました。
今ではヨーロッパはもとより国内のほとんどのシステム家具、システムキッチンがこのシステム32工法により作られていますが、中には間違った解釈によりそのメリットを生かせないような作り方がされている例も見受けられます。
当社はシステム32工法家具の設計・販売、またシステム32工法になくてはならない家具金物の販売を通して、正しいシステム32を普及させていくことを理念としております。特に連結金物、丁番、引き出し、アジャスターなどの家具金物は目につかない小さなパーツですが、家具のクオリティーを大きく左右する重要なものです。本物を使ったときに初めてその素晴らしさを体験することができます。
32年間培ってきた本物を見る目で選んだ金物や様々なプロダクトによって、きっと皆様に新しい発見をしていただけるものと信じております。