6面体のSYSTEM32の家具は様々な金具によって構成されます。
1960年代前半にはすでにラインホールデザインのかなりのハードウエア―がドイツにて製品化されました。ラインホールの習慣がない日本では1970年代後半にシステムキッチンの登場と同時に知られるようになりましたが、SYSTEM32の理論より、耐久性がある、精度が高いなどという評価が先行して輸入が拡大していきました。
今日では日本のほとんどのシステムキッチンメーカーにおいてもこの輸入の金具が採用されており、キャビネットについてもラインホールを意識した加工がされるようになりました。
これらのハードウエア―は数千種類にもおよび、使用方法とラインホールデザインを駆使することによって、住宅、オフィス、店舗、公共施設など、あらゆる空間に合わせたシステム家具を提供できる機会をつくってくれました。